でこぼこ親子の平和な毎日大作戦①~発達障害のわたしとむすこ~

こんにちは、初めまして。
ASD(自閉症スペクトラム症)で2児の母の いわこす です。

私は子どもが生まれ、あまりに子育てができず、体調を崩し、困りに困り果てていた時に
長男に発達障害の一つであるASD診断を受け、その一年後に自分にも同じ診断が出ました。

ASD同士の息子と私の生活はお互い辛いことが多く
「甘えたいのにうまく甘えられない」
「ニコニコ接したいのにいつも怒ってばかり」
というジレンマとの戦いのように思います。

今日はそんな私達凸凹親子の日常とちょっとしたhackをお届けしたいと思います。

感覚過敏って何?

特定の音や感覚、匂いなどに過敏に反応してしまい体に不調をきたすものです。
私にもきつくはありませんが、この感覚過敏があります。
私は音に対する過敏「聴覚過敏」です。
特に疲れた時、私は息子の声をイヤーマフ無しに聞くことができません。

息子は脳内多動(頭の中がいろんな考えで目まぐるしく動き続けていること)があるのか、
はたまた、感覚過敏とは反対の感覚鈍麻(様々な感覚を感じる力が弱いこと)の傾向があるのか
ほんの少しの暇も持て余すことができず、常に何か刺激を求めています。
特に車の中は大変で、運転する私にひたすら私に話しかけます。

「ねえママ、虹色のカラスはいるの?」
「ねえママ、マリオにハートはあるの?」
「ねえママ、電線のない山はあるの?」

「いやいや、何の話やねん」と言いたくなるような質問を矢継ぎ早に、延々と車を降りるまで続けてしまうのです。これは本当にこの質問の答えを求めているのではなく私からの何らかの返答を「刺激」として求めているようです。

私は私で運転に一生懸命なので息子の刺激にうまく答えてあげることはできません。
家でならイヤマフをしてやり過ごすところですが、車の中では方向感覚がおかしくなるためイヤマフは怖くて使うことができません。

特にこの行動は、遊びに出かけた帰りに顕著に出てくることが多いです。
息子の特性も、私の感覚過敏と同様、体の疲れに比例して出てくるのだと思います。
そこで、どこかに出かけた帰り道、私はこんな工夫をしています。

楽しく出かける時の工夫とは

①発進前にはお茶!
息子の求める刺激は何も耳から得られるものだけではありません。
口からの刺激でも良いのです。
息子は気持ちの切り替えもまた難しい子なので、例えば公園で思いっきり遊んだ後
さあ帰ろうと車に乗り込んでも声のトーンも体の動きも公園で遊んだままのテンションです。
私は外へ出るだけでヘロヘロに疲れてしまっているというのにそんな息子に笑顔で接することはできませんw

そこで、気持ちをうまく切り替えてくれるのが「飲み物」の存在です。
チャイルドシートに息子を乗せたら「たくさん遊んだね!疲れたね!お茶飲もうか」と声をかけると息子も「あ、喉乾いたかも」と気がつきます。
飲むと少し、気持ちが落ち着き、怒ることなく息子のテンションを落ち着かせることができます。
余談ですが、私は子どものちょっとホッとした瞬間が見えたと思ったら「いや~お茶飲むとホッとしますな!」などと声をかけます。
これは将来もし息子がテンションをコントロールできないときに「お茶飲む=落ち着ける自分」を思い出してくれないかなーと期待してしてる、いわば種まき行動ですw
②長持ちお菓子を与える
しかし、ここからは車移動。あまりお茶を飲ませて車の移動中突然「おしっこ!」と言われてはかないません。
ということで飲み物の刺激だけで息子に落ちついてもらおうなどというのはあまりに危険です。
ホッとしたら次はちょっと長持ちするお菓子を渡します。

あまり大きい袋のお菓子は夕飯などに響きます。
なので、うちではチュッパチャップスや、氷系のアイスなど長く口に入れれるものを渡します。
ただ、子どもが「えー今日はこれじゃないのがいい」等いえばこの作戦は失敗なので、そんな時のことも考えお菓子の種類は2~3個選ぶのに制限時間を設けます。(チュッパチャップスを味違いで何種類かというときもあります)。
この時間のことを考えて、本人に出かける前に選ばせて置くこともあります。
「公園遊び楽しかったね!はい、おやつタイムです~!選びま〜す!制限時間は10秒!いきまーす!10!9!8…」
と声をかけると先ほどの公園の興奮から次の楽しみへ気持ちが移行しやすくなります。

こうして子どもの気持ちを落ち着かせる一連の儀式wをしたら車を発進させます。
ちょっと面倒にも見えますが、この一連の流れをするのとしないのとではその日のイメージが大きく変わってしまいます。
時にはお菓子が底をつき、用意できない時もあります。
そんな時は、多弁(多く喋り続ける行為のこと)になった息子に
「うるさい」「耳が痛いやめて黙って!」
と声を荒げてしまうことがあります。
これではお互い楽しかった1日が台無しです。

このめんどくさい一連の儀式は
息子にとっては
「公園に遊びに行った楽しかった1日」になるのか
「公園に遊びに行った帰りにママに叱られて辛かった1日」になるのか
私にとっては
「公園に遊びに連れて行けた日!」になるのか
「またどうしようもないことで息子を怒っちゃった日」になるのか
それを左右する大切な儀式です。
どうせ出かけるなら、親子共楽しい1日にしたいですよね。

自分たちの特性を受け入れて、なんとかできる工夫で乗り切る

見る人が見ればわたしのこの行動は「お菓子をあげて黙らせるなんて」とか「そんなに甘やかしてはダメになる」と言われることもあるでしょう。
そうかもしれません。
しかし、私と息子には自分ではどうすることもできない脳の偏りがあります。
私の感覚過敏も、息子のしゃべり続けてしまう行動も抑えられるものではありません。
自分たちの特性を受け入れて、なんとかできる工夫で乗り切る。
そうして自分たちの笑顔を無くさずに毎日を生きることを私は何より大切にしています。

このママリアルではこのように「発達障害の私」がママ業をしている時の工夫や困りごとなどを書かせていただこうと思っています。
同じように、ご自身の発達障害特性で悩みながら子育てしている方へ
また、診断はされてないけども、私と同じようなことで困りながら子育てをしている方へ
私なりの工夫やハックがお届けできればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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