でこぼこ親子②~発達障害のわたしとむすこ~「他の生徒になんて言えばいいの?」10年ぶりの通級っこを渋っていた学校の理解は?!

こんにちは 親子でASD(自閉症スペクトラム)のいわこすです。

でこぼこ親子の平和な毎日大作戦①~発達障害のわたしとむすこ~

今年の4月に小学生になった息子。
小学校初めての一学期がもうすぐ終わろうとしています。
入学当初、我が家と学校との関係は少しギクシャクしていました。
今日はその時のことについて書きたいと思います。

一年生、所属する学級はどうしよう

発達障害のある息子の小学校生活。
通常級で行くか、支援級に行くか

幼稚園の年長が始まってすぐから、地元小学校との話し合いを重ねてきました。
その結果、彼は今年は通常学級に所属し、週に一度通級指導教室に通うことにしました。

通級指導教室とは
通常学級に所属している、我が家のように発達障害を持っていたり、特別なニーズのある子に向けて各自の課題に合わせた指導を受けられる個別の教室です。

息子は週一回、午後の授業を抜け、通級教室のある少し離れた別の小学校まで車で通っています。

授業は抜けますが、通級での勉強がそのまま学校の単位になるため、欠席や早退扱いにはなりません。

何年も通っている児童がいない。学校の心配とは

我が家は、療育の先生の勧めもあり、小学校と相談を始めた当初から通級指導に通うことを希望していました。

しかし初め学校側と地域の保健師さんに、いい顔はされませんでした。

なぜか。

調べてみると、息子の通う小学校ではもう10年以上通級に通っている子はいないとのこと。

通級指導教室のある小学校は、息子の通う小学校から車で40分ほどということもあり遠方。
送迎する親の負担も大きいため、
小学校がそちらに通わなくてもいいようにと、支援級の充実に力を入れていて、通級に通うことをあまり推奨していませんでした。

また地域としても、特別支援に関しての知識を持った保護者が多くなく「通級」の情報を持っておらず、あまり選択肢に上がらなかったのも何年も通級に通う子がいなかった要因の一つかもしれません。

こういった理由から小学校としても、これまで何年もなかった通級との交流をどうやっていくかという不安があったのか、色々ご心配いただきました。

特に言われたのが、通級指導教室に通うことで

「他の生徒に聞かれたらどうするか」
「息子さんだけが特別ということでからかわれたりしないか」

ということ。

「子どもたちにお母さんからお話しますか?」と提案されましたが、私はそうやって仰々しくみんなに説明することは、得策だとは思えずお断りしました。

その時の先生の苦い顔を今も覚えています。

大人よりも子どもは柔軟に受け入れてくれていた

さて、そういう感じでなんとなく学校にも歓迎されてないような雰囲気のまま、小学校に上がり、通級へ通い出しましたが、結論をいうと今のところ、なんの問題も起きていません。

というのも、息子は幼稚園の頃からすでに「幼稚園を途中で抜ける人」で、その理由が「療育に行く」ということを他の子どもたちがわかってくれていたからです。

息子は年中の頃から、療育に通い出しました。

土曜日の療育はすでに満員だったため、うちは平日のお昼からのクラスに。
なので私は他のお母さんとは違う特別な時間帯に息子を迎えに行きました。

先生以外の大人がお部屋に現れると、子供達はわーっと周りを囲んであれこれ話してきます。

「息子くんのお母さん、今日はこんなことをしたんだよ」
「お休みの日にお母さんに〇〇買ってもらった」
「俺、コマできる!」
「なあ。ここ、怪我した」

矢継ぎ早にいろんな話が飛んできますが、だいたいどれにも笑顔でウンウンとうなずいたり、よしよしと頭を撫でるだけで子どもたちは満足して帰って行きました。

一人「息子くん、どこ行くん」とちょっと賢い女の子が聞いてくることもありました。
「療育やで」と答えると「療育やって。なにそれ?」と聞きます。
何と無くバカにしたような言い草です。

しかし「お勉強しに行くんよ。一緒に行く?」とおいで!とばかりに両手をバッと広げるとパッと顔が明るくなり「ヤダーーー!」ときゃっきゃきゃっきゃはしゃいで行ってしまいました。

彼女とは毎週毎週そういうやりとりをしているうちに「このお母さんは私の相手をしてくれる人」と認定していただけたのか
「どこ行くん?」がそのうち「ねえ、この絵見て」になり
「この手紙あげる」になり
最後は「息子くん療育行ってらっしゃい」と行ってくれるようになりました。

そういう状態で入った小学校。

息子の小学校は、近所の公立幼稚園2園が行くことになっています。
稀によそから引っ越してきたという子がいますが大体の子はどちらかの幼稚園の出身です。

クラスの半数の子にとって、私が学校に息子を迎えに行くことも息子が学校を途中で抜けることも特別なことではない状態だったので先生の心配されたトラブルはなかったのでした。

一方で私は、保護者間の理解はどうかなと気になっていました。

子供達が受け入れてくれていても、保護者の中で障害に偏見がある人がいるとつらいなあと。

しかしそこも子ども達と私がよく話をしていたおかげでなんとかなりました。

「あ、息子くんのお母さん!」と子供の方から声をかけくれ
その子のお母さんの方から「子どもに聞いてんけど、通級通ってるん?てか通級ってなんなん?」と聞かれることが度々増え、個別にちょこちょこ説明しているうちに、何と無くみんなに知れ渡り、受け入れてもら得るようになったみたいです。

「前例にないこと」もとりあえずお願いしてみる。

こんなわけで、学校が心配することはあまりなかったわけです。
学校や役場は「前例にないこと」に難色を示します。
今回、私たちの住む地域では、「通級に通う子」は「前例がない」の部類に入りました。

しかし、別の地域では通級はとりわけ特別なことではありません。

それがわかっていたし、周りの子どもたちも受け入れてくれているのを感じていましたので、学校とは年長の一年丸々かけてたくさんお話をさせていただき、要望を通していただきました。

あまり学校に要望をいうと「モンスターペアレント」と言われるのではないかと心配される方もおられますが
しっかりとリサーチした結果、親が良いと思ったことは学校としっかり話をした方が良いと私は思っています。

私のことも、おそらく学校側は、いうことを聞かない要注意保護者と初めは見ていたでしょう。
担任の先生には、ただえさえ忙しい4月当初、なれない仕事が発生したりしてご迷惑おかけしたかもしれませんが、さすが、現時点では通級とうまく連携をとってくださっているようです。

なので、学校の先生は会うたびに「〇〇の件、ありがとうございました」「〜が嬉しかったと息子が言っておりました」と割と細かく、お礼を言います。

そういうことを続けていたら、初めの学校とのギクシャクした感じはなくなりました。

ちょっと理解されないことでもとりあえず、伝えてみる。
その上で「話をしてくれたこと」「実際動いてくれたこと」一つ一つに感謝しつつ、学校とは上下ではなく横の繋がりとしてお付き合いできるようにすることが大事だとわかりました。

子育ては一人ではできない。感謝の気持ちを忘れずに。

入学前や当初、心配されていた状況にもならず、息子は学校にも通級にものびのび通っています。

時々友達と喧嘩もしますが、障害が原因ということではないことばかりです。

学校、友達、保護者理解があって、息子は学校生活を笑顔でおくれています。

色々振り返ると、子育ては一人ではできないんだな、いろんな方に理解していただいて、息子は大きくなっているんだなと感謝の気持ちでいっぱいになります。

一学期はどうやら無事に終われそうです。
周りの方々に感謝しつつ、息子の今後の学校生活を見守っていきたいと思います。

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